http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070924-00000045-san-pol

自民総裁選 197票、下馬評覆す善戦 麻生氏「大事な財産」

9月24日8時1分配信 産経新聞

23日行われた自民党総裁選で、麻生太郎幹事長は下馬評を覆し、197票を獲得した。
麻生派を除く8派閥が福田康夫元官房長官を推薦する“麻生包囲網” をかいくぐり、国会議員票も全体の3分の1を超える132票に上った。
重圧の中で麻生氏に走った132人の議員の動向は、今後の福田政権を揺るがす強い圧力となりかねない。
「反主流派の頭目」に担がれた麻生氏が福田政権とどう対峙(たいじ)していくか、難しい判断を迫られることになる。

 「何票とったら会場がざわめくかな…」

開票作業が続く両院議員総会会場。麻生氏は隣に座っていた鳩山邦夫法相に尋ねた。
鳩山氏は「勝ったときです」と切り返したが、すぐに「200票を超えたときかな…」。
結果は197票。会場には低いうなり声が響いた。

総会終了後の23日夕、麻生陣営が都内のホテルで開いた打ち上げ会は、集まった約50人の議員らの笑い声が絶えず
麻生氏が「負けた雰囲気じゃねえな」と戸惑うほどだった。

麻生氏が昨年の総裁選で獲得した議員票は69。今回は他派が麻生包囲網を敷いたにもかかわらず、ほぼ倍増した。
地方票も福田氏に敗れたとはいえ、35都道府県で実施された党員投票では

麻生氏の得票(約25万3000票)が福田氏(約25万票)を上回った。

得票が予想を上回ったのは、麻生氏が選挙戦で北朝鮮による拉致問題や歴史認識問題など保守色を前面に打ち出し、リベラル色の強い福田氏との違いが鮮明になったためだ。
加えて、各派領袖による露骨な締め付けが、こっそり麻生氏を支持する「隠れキリシタン」を逆に増やす結果につながったようだ。

それだけに、麻生氏にとって今回の得票の意味は、過去2回の総裁選とは比較にならないほど重い。
麻生氏もこれは強く認識しており、打ち上げ会で「最後まで戦い抜けたのは皆さんの支えがあったからだ。197票は私にとって大事な財産だ」と深々と頭を下げた。
麻生氏を支持したことにより派閥領袖との関係が決定的に悪化した議員も少なくない。
麻生氏は「反対勢力、抵抗勢力になるつもりはない」と、自ら政局の引き金を引く考えがないことを
強調したが、総裁派閥である町村派に反発する勢力の期待を裏切ることはできない立場となった。
派閥領袖級である甘利明経済産業相(山崎派)は「これからも政治行動をともにしていきたい」。
中川昭一前政調会長(伊吹派)も「毒を食らわば皿までだ」と、今後も麻生氏と足並みをそろえる考えを示しており、流れ次第では派閥再編が加速する可能性もある。



勝ちに等しいと言うとさすがに言い過ぎかもしれませんが、政治という世界でこれだけ敗者が輝いた戦いというのも中々記憶にないように思います。
まぁ男には負けると分かっていても戦わねばならない時があるという言葉もありますし、麻生さんに
とっては正に今回はその時だったでしょう。
なんせ、いつぞやの・・・

加藤の乱の無様さったらなかったですから。

麻生さんが勝ったとは言いませんが、福田選対側にとっては負けたも同然な気分なのではないでしょうか
事前の報道では議員票の7割は固めたと報じられながら、蓋を開けてみれば6割ちょっとで3分の2にも届かず。
選対の役職には280名近くを名を連ねながら、議員票は254票。
上乗せどころか役職者からも最低1割程度は謀反者が出たのですから衝撃もかなりのものではなかったのでしょうか。

中川昭一議員が語ったとされる
(伊吹会長の、「麻生推薦人の我が派の支持者は名を貸しただけ。」について)
知らぬは伊吹会長だけということでしょう。まあ結果は開けてみれば分かる。志帥会は麻生氏支持が実は多い

これも正に中川昭一議員の言った通りだった可能性が非常に高いと思われ、結局名を貸しただけの議員は福田候補の側に遙かに多かったという結果に。

そして自分が非常に注目していた党員投票の得票結果ですが、東京、大阪、兵庫、神奈川と都市部で次々と麻生氏勝利の報が続き
これは総得票数で上回った可能性が高いのではと思っていたら、本当にそうなってました。

マスコミの報道によっては麻生さんは地元と都市部の若者に受けただけという報道がありましたが
実際は東北、四国、九州で勝利し、加えて三大都市圏でも全勝
むしろこれだけ聞くと負けたのが不自然とすら思える内容です。
福田さんは北海道、北陸甲信越、中国、大阪兵庫を除く近畿地方で勝利。
ただ中国地方で党員選挙が行われたのは岡山だけですから、中国地方の自民党支持層の民意が完全に福田氏支持だったかは何とも微妙です。

お隣の中国は大喜びのようですが。

小選挙区で定数が10名以上の大票田都道府県は全国に9つあるのですが、党員選挙が行われなかった福岡を除くと、麻生さんは北海道と埼玉以外の6都府県で全勝。福岡も実施していれば当然勝利していたでしょう。

自民党の衆議院議員は自民党党員からすら過半数の支持を得られなかった総裁
戦おうというのですから、これは相当に厳しい結果が待っていると覚悟した方がいいように思います。

なお総裁選前に麻生候補支持を表明してた議員は概ねこちらの議員ではないかと思われます
↓(自分の見落としも当然あるとは思いますが)
http://hanajiroo.blog80.fc2.com/blog-entry-260.html
・神奈川県で支部の予備選の結果を受けて麻生氏支持を表明した議員はこの他にも何名かいますが。

自民党には厳しい選挙になるでしょうが、麻生候補を支持した議員たちには次の衆議院選挙でも何とか勝ち抜いて残って欲しいものです。
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2007/09/24(月) 10:07:42 | トピックスバーストβ2.0